ストーリー紹介

小さなハリネズミのキナコは、少女と過ごすあたたかな日常の中で突然の事故に巻き込まれ、自然の森へと放り出されてしまいます。
知らない世界、知らない音、そしてひとりぼっちの孤独。
それでも「帰りたい」という想いを胸に、キナコは旅に出ます。

森で出会うのは、物知りなリスのリッピ、ちょっぴり口の悪いイタチのイタッチ、そして賢者のようなフクロウ・フクル。
優しさと別れをくり返しながら、キナコは“こころ”の大切さを知っていきます。

誰かを想う気持ちが、小さな一歩を照らす光になる。
これは、ひとりの小さなハリネズミが、自分の力で未来を見つける「こころの旅」の物語です。